大井ふ頭中央海浜公園内にあるプレハブ事務所は、その構造上、熱がこもりやすいという課題を抱えていました 。特に夏場は、冷房設備がないことも相まって室温が上昇し、熱中症リスクが高まっていました。このような環境下では、業務効率の低下や、従業員の健康と安全が脅かされるため、迅速かつ効果的な冷房設備の導入が求められていました。

●工事不要で手軽に設置
「ヒエスポ」は、配管工事が原則不要で届いたその日からすぐに運転を開始できます。また、キャスター付きのため、移動も簡単に行えます。必要な場所にピンポイントで冷たい空気を送り出し、快適な空間を創り出します。

●排熱処理の工夫
ヒエスポは冷たい空気を出す一方で、排熱が発生します。しかし、事務所には排熱を逃がすための手ごろな換気扇や窓がない、という設置上の制約がありました 。そこで、出入り口の扉の前にヒエスポを設置し、開けた扉の隙間からそのまま排熱を屋外に逃がすという、現場の状況に合わせた柔軟な設置を行っています 。開いた隙間には目張りを行い、排熱が室内に戻るのを防ぐ工夫をしています。

●一年を通した作業環境の改善
「ヒエスポ」は冷房機能だけでなく暖房機能も備えています。夏の暑さ対策として導入いたしましたが、冬季の寒さ対策としても活用できます。夏は暑くて冬は寒い、というプレハブ事務所ならではのお悩みを解決することが期待されています。