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2025.10.28

【コラム】第20回人工湿地ワークショップ2025 in 富良野 参加レポート

2025年9月2日(火)~4日(木)にかけて、第20回人工湿地ワークショップ2025 in富良野が開催されました。このワークショップは、水処理技術の一つとしての人工湿地システムの普及と研究を促進するために、2006年より北海道や東北エリアで開催されているものです。

アメニスはそのうち9月3日(水)と4日(木)の2日間に参加しましたので、当日の様子を紹介します。

 

9月3日(水)は、富良野市商工会議所の会議室にて研究事例発表会が行われました。今回のワークショップは、2006年に第1回が開催されてから20回目の記念大会でした。20年間の国内における人工湿地普及の歩みをまとめた発表や、それぞれの人工湿地技術の最前線を紹介する発表などがあり、活発な議論と情報交換を行いました(計8件)。

事例発表会の様子

 

9月4日(木)は、ニセコ町の別荘地に新設された人工湿地の見学を行いました。ニセコ町は世界的なスキーリゾート地として開発が進んでおり、人口増加とともに水源の確保やそれに伴う水処理負荷量が課題となっています。ハイシーズンに水使用量が一気に増えるこの別荘地では、省電力でローメンテナンスな排水処理技術である干満流(タイダルフロー)式人工湿地が導入されており、合併浄化槽の浄化能力を補強するかたちで放流口の直前に設置されています。現場の位置する流域の渓流には、「幻の魚」と呼ばれる日本最大の淡水魚「イトウ」の生育地があり、この人工湿地はニセコ町の豊かな自然環境を守るために重要な役割を果たしていました。

現地見学の様子

 

処理前(左)と処理後(右)

 

羊蹄山をバックに記念撮影

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