導入の背景
課題
株式会社安田クリーン産業様は、年間約1,000トンの木質チップを生産しており、そのうち約半量が高水分の生木由来のチップでした。
- 生木由来の木質チップは水分が高く、そのままでは利用が制限されます。
- 既存の主な顧客である製紙会社では、主に乾燥された解体廃材由来のチップが利用されており、生木由来のチップの利用が進んでいませんでした。
- 新潟県内では、木質チップの利用先が製紙会社のボイラー利用に限られており、新たな販路の開拓が求められていました。
導入の経緯
株式会社安田クリーン産業様は、焼却炉の未利用熱を有効活用することで、生木由来の木質チップの水分を低減し、品質を向上させることを目指しました。そのために、温風ファンユニット「HFU」と木質チップ乾燥コンテナ「Kantainer」を組み合わせた乾燥システムを導入することを決定しました。
この取り組みは、新潟県から2022年度「3R取組企業支援事業」の採択を受けています。

活用方法
具体的な運用プロセス
- 焼却炉の冷却水(約90℃)を乾燥システムの熱源として活用します。
- 温風ファンユニット「HFU」で生成した温風を木質チップ乾燥コンテナ「Kantainer」に送り込みます。
- 乾燥コンテナ内で、約12時間かけて木質チップの水分を約45%から25%程に低減します。
- 乾燥させた木質チップを、既存の顧客である製紙会社向けに、解体廃材由来のチップと混合して出荷します。
- FIT認証を取得し、今後はバイオマス発電所向けにも供給する予定です。
運用のポイント
- 焼却炉の未利用熱を有効活用することで、乾燥にかかるランニングコストを削減できます。
- 木質チップの水分を均一化することで、品質を安定させ、利用範囲を拡大できます。
- 乾燥システム導入と併せて大型屋根付きヤードを整備し、効率的なチップ保管体制を構築できます。

導入結果と成果
- 生木由来の木質チップの水分を、約12時間で乾燥が可能です。
- 解体廃材由来のチップと同等の水分にすることで、製紙会社向けに混合出荷が可能となり、売上を拡大できました。
- 年間800㎥の乾燥チップがA重油の代替燃料として熱利用された場合、CO2排出量削減効果は年間123トンになります。発電で活用された場合は、CO2排出量削減効果は年間52トンになります。
- これらの活動により、焼却施設の付加価値が向上しました。
USER VOICE
「以前より既設焼却炉の余熱利用で環境負荷の低減ができないかと模索しておりました。同時に木くずの破砕施設より発生する含水率の高い生木チップ(枝木、雑木、抜根等破砕チップ)の販路(利用先)拡大も課題でした。その両方の課題を乾燥システムを導入する事により解決する事ができました。解体工事等から発生した廃木材由来の木質乾燥チップと同等までの乾燥が可能なためバイオマス燃料として出荷量が増加したことと販路先の拡大にもつながりました。」
(安田クリーン産業ご担当者様)
導入事例から学ぶHFUの特徴
- 温風ファンユニット「HFU」は、焼却炉をはじめとした未利用熱の有効活用により、省エネで効率的な木質チップの乾燥を実現します。
- 木質チップ乾燥コンテナ「Kantainer」と組み合わせることで、安定した乾燥処理が可能になります。
- 産業廃棄物処理施設における導入実績があり、安全性と信頼性が高いです。
サポート体制と導入プロセス
HFU・Kantainerの導入を検討されているお客様には、専任の担当者が丁寧に対応いたします。お問い合わせから導入までの流れをスムーズに進めるためのサポート体制をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ
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