焼却炉の熱が「金」に変わる! – 木質チップ乾燥システム導入で廃棄物処理の常識を覆す

株式会社安田クリーン産業/新潟県

2025年5月13日

導入の背景

課題

株式会社安田クリーン産業様は、年間約1,000トンの木質チップを生産しており、そのうち約半量が高水分の生木由来のチップでした。

  • 生木由来の木質チップは水分が高く、そのままでは利用が制限されます。
  • 既存の主な顧客である製紙会社では、主に乾燥された解体廃材由来のチップが利用されており、生木由来のチップの利用が進んでいませんでした。
  • 新潟県内では、木質チップの利用先が製紙会社のボイラー利用に限られており、新たな販路の開拓が求められていました。

導入の経緯

株式会社安田クリーン産業様は、焼却炉の未利用熱を有効活用することで、生木由来の木質チップの水分を低減し、品質を向上させることを目指しました。そのために、温風ファンユニット「HFU」と木質チップ乾燥コンテナ「Kantainer」を組み合わせた乾燥システムを導入することを決定しました。

この取り組みは、新潟県から2022年度「3R取組企業支援事業」の採択を受けています。

活用方法

具体的な運用プロセス

  1. 焼却炉の冷却水(約90℃)を乾燥システムの熱源として活用します。
  2. 温風ファンユニット「HFU」で生成した温風を木質チップ乾燥コンテナ「Kantainer」に送り込みます。
  3. 乾燥コンテナ内で、約12時間かけて木質チップの水分を約45%から25%程に低減します。
  4. 乾燥させた木質チップを、既存の顧客である製紙会社向けに、解体廃材由来のチップと混合して出荷します。
  5. FIT認証を取得し、今後はバイオマス発電所向けにも供給する予定です。

運用のポイント

  • 焼却炉の未利用熱を有効活用することで、乾燥にかかるランニングコストを削減できます。
  • 木質チップの水分を均一化することで、品質を安定させ、利用範囲を拡大できます。
  • 乾燥システム導入と併せて大型屋根付きヤードを整備し、効率的なチップ保管体制を構築できます。

導入結果と成果

  • 生木由来の木質チップの水分を、約12時間で乾燥が可能です。
  • 解体廃材由来のチップと同等の水分にすることで、製紙会社向けに混合出荷が可能となり、売上を拡大できました。
  • 年間800㎥の乾燥チップがA重油の代替燃料として熱利用された場合、CO2排出量削減効果は年間123トンになります。発電で活用された場合は、CO2排出量削減効果は年間52トンになります。
  • これらの活動により、焼却施設の付加価値が向上しました。

導入事例から学ぶHFUの特徴

  • 温風ファンユニット「HFU」は、焼却炉をはじめとした未利用熱の有効活用により、省エネで効率的な木質チップの乾燥を実現します。
  • 木質チップ乾燥コンテナ「Kantainer」と組み合わせることで、安定した乾燥処理が可能になります。
  • 産業廃棄物処理施設における導入実績があり、安全性と信頼性が高いです。

サポート体制と導入プロセス

HFU・Kantainerの導入を検討されているお客様には、専任の担当者が丁寧に対応いたします。お問い合わせから導入までの流れをスムーズに進めるためのサポート体制をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ

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その他

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