News

TOPお知らせコラム【ヒエスポ】【コラム】「暑さ」という課題を「喜び」に変える、移動式エアコン「ヒエスポ」開発物語

2025.08.20

【コラム】「暑さ」という課題を「喜び」に変える、移動式エアコン「ヒエスポ」開発物語

企業にとって、夏の暑さは従業員の健康管理や生産性低下といった大きな課題となります。しかし、全館空調を導入するにはコストがかかりすぎる、作業場所が頻繁に変わるため固定式の空調は非効率、といった悩みも少なくありません。そんな企業のお悩みを解決するために生まれたのが、移動式エアコン「ヒエスポ」です。

ヒエスポ開発の背景には、冷風機事業での教訓と、お客様の「声」がありました。本コラムでは、メーカーである信越空調(株)が「ヒエスポ」を開発するに至った物語をご紹介します。

お客様の「不快」を「快適」に変える

信越空調では、2008年から中国製の「冷風機」の輸入販売を開始しました。この冷風機は、安価で手軽に設置でき、大きなプロペラファンによる風量の大きさが特徴でした。東日本大震災の避難所に冷風機を寄付した際には、被災者の方々から「とても涼しい、本当にありがとう」と感謝の言葉をいただき、胸が高鳴りました。

東日本大震災の避難所へ冷風機を寄付

しかし、その高揚感は長くは続きませんでした。数週間後、被災地を訪れると、冷風機を使用している避難所の中は「蒸し暑く」、さらに「池のようなニオイ」まで立ち込めていました。水を気化させて冷やす冷風機は湿度を上げてしまい、かえって不快な環境を作り出してしまっていたのです。喜んでいただいた被災者の方からも「不快だから早く撤去してくれ」と告げられ、その後は水を使わずに、扇風機として使用してもらうことになりました。

同じ頃、冷風機を導入していた北海道のお客様からも「複数台使うと倉庫内が蒸し暑くなる」という連絡が入りました。この経験から、2011年に冷風機事業は終了し、「すぐに使えて移動ができるエアコン」の開発が始まりました。

お客様と共に創り上げた、現場の課題を解決する「ヒエスポ」

目指したのは、冷風機のような手軽さを持ちながら、エアコンとして冷房・暖房・除湿ができる、強力な「移動式エアコン」です。一般的なスポットエアコンの「運転音がうるさい」「能力が小さい」「暖房がない」といったデメリットを克服する製品を創ることに決めました。

構想から1年半をかけ、2013年に試作1号機「MAC80」が完成します。私たちは再び北海道のお客様に協力を仰ぎ、現場での検証を開始しました。その結果、現場作業員の方から好評をいただき、追加で6台の制作依頼をいただくまでになりました。その後もお客様のご協力のもと、計7台で検証が続けられました。

試作1号機「MAC80」
現場での検証(当初は吹出口に工業扇を取り付けていた)

お客様の声を取り入れながら3年間の改良を重ね、2015年に現在の「ヒエスポ」の原型が完成しました。キャッチフレーズは「冷え冷えスポットつくります!」。徐々に販売台数は伸び始め、お客様と共に創り上げた「ヒエスポ」は、まさに「必要な時に必要な場所で、すぐ使える」製品となりました。

現在の移動式エアコンの原型「MAC801」

圧倒的な能力と技術で、現場の暑さを根本から解決

ヒエスポの一つの特徴は「大風量」です。強力な「シロッコファン」を採用することで、大風量で直進性のある風を作り出しながらも、静音性を実現しています。例えば、最大モデルの「MAC1604C」は6馬力相当の能力を持ち約180㎡(55坪)の広さに対応しつつ、運転音は最大で街頭と同程度の65dBです。

また、ヒエスポは単に冷気を送るだけでなく、空間を除湿し、汗を蒸発しやすい環境を作り出すことで熱中症を防止します。吹出口からは室温から10℃程度下がった乾いた冷気が吹き出しており、人の体温調整機能が正常に働くような快適な環境を生み出します。

さらに、配管工事が不要で電源さえあればすぐに使える手軽さも特徴です。発電機での運転も可能なため、電気工事に多額のコストがかかる建物や、建て替えを検討している建物でも、迅速に導入することができます。

現在、ヒエスポは体育館での熱中症対策や防災備蓄品、工場での作業環境改善など、様々な場所で活躍しています。

お客様の課題解決に貢献し、「暑い」という不満を「快適」という喜びに変える。そんなヒエスポの導入をぜひご検討してみてはいかがでしょうか?

お客様の現場に最適な機種や台数の試算も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

ヒエスポの導入事例をご覧になりたい方はこちらからご覧ください。

前の記事次の記事

環境課題を解決する
最新ソリューション集

日比谷アメニス
無料ダウンロード
お問い合わせ 資料ダウンロード