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【見学会レポート】次世代炭化炉「未来ロケットカーボナイザー」を見てきました|未利用資源を活かす炭化技術

2026年6月18日

株式会社未来創造部の販売代理店として、先日、熱海市で開催された「未来ロケットカーボナイザー」の実演見学会に同行してきました。

脱炭素(カーボンニュートラル)への関心が高まるなか、この小型の炭化炉がどのような仕組みで、どんな場面で役立つのか。現地で見てきた内容を、レポートとしてまとめます。

この記事でわかること

  • ロケットストーブを応用した炭化の仕組み
  • 炭化できる原料の種類
  • 炭づくり以外の熱の活用方法
  • 導入時に検討したいポイント

煙を抑える設計|ロケットストーブを応用した炭化技術

見学会でまず印象的だったのは、その燃焼の仕組みです。

  • ロケットストーブの原理:L字型の煙突構造による「煙突効果」で上昇気流を生み出します。送風機を使わず、自然な吸い込みで火が横方向に走り、高温での燃焼につながる構造です。
  • 「外熱式」による炭化:炭材を直接燃やすのではなく、周囲から熱を加える「外熱式」を採用。内部が無酸素状態に保たれるため、炭材が燃え尽きにくく、体積の約3分の2が炭として残るとされています。
  • 煙やにおいを抑えるクリーン設計:発生したガスを燃焼部に戻して再燃焼させる仕組みで、安定稼働時は煙が出にくいとのことです。見学した範囲では、においも気になりませんでした。

捨てていたものを資源に|未利用資源のアップサイクル

この装置の特徴は、これまで処理費用を払って廃棄していたものを、資源として活かせる点にあります。

  • 幅広い原料に対応:竹、剪定枝、農業残渣(玉ねぎ、人参など)のほか、コーヒー豆の粕、廃棄パレット、割り箸など、植物由来のものを炭化できます。
  • 形を保った炭化:松ぼっくりや細い枝なども、元の形を保ったまま炭にできていました。脱臭・調湿剤としての利用のほか、インテリアとしての活用も考えられます。

炭づくりだけではない|排熱の活用

「未来ロケットカーボナイザー」は、炭をつくるだけでなく、発生する熱(約380度以上)を活用できる点も特徴です。

  • 給湯・暖房:水を循環させてお湯を沸かすことや、ビニールハウスの暖房、乾燥室の熱源として利用できます。
  • オフグリッドでの発電:熱電素子を用いることで、電源のない場所でも発電が可能になります。
  • 災害時の活用:電源なしで稼働するため、災害時に倒木を処理しながら、避難所へのお湯や暖房の提供にも役立つと考えられます。

環境価値とコストの両面から

企業や自治体が導入を検討する際のポイントとして、環境価値とコストの両立が挙げられます。

  • 炭素の固定化:炭として炭素を固定し土壌に還すことで、「J-クレジット」や「ボランタリークレジット」の対象となり、脱炭素の取り組みに活用できる可能性があります。
  • 導入コスト:5000Lクラスの大型機でも600万円以下なので、同サイズで1,000万円以上する他社製品と比べて導入しやすい価格帯です。
  • 作業のシンプルさ:炭材の投入などの作業は比較的シンプルで、就労支援や地域の雇用機会づくりにもつながる可能性があります。

※価格やクレジットの適用可否は、機種や運用条件によって異なります。詳しくはお問い合わせください。

導入を検討する際のポイント

見学会では、運用面についてのアドバイスもありました。

  • 法的な扱い:「製炭炉(炭焼き釜)」として消防に適切に届け出ることで、スムーズな運用につながります。具体的な区分や手続きは自治体によって異なるため、事前の確認をおすすめします。
  • メンテナンス:構造がシンプルなため、地域の鉄工所でも対応できる設計になっているとのことです。

まとめ|地域の課題解決の選択肢として

放置竹林や農業残渣など、地域が抱える課題に向き合いながら、エネルギーや炭素クレジットの活用にもつなげられる「未来ロケットカーボナイザー」。

見学会では、雨で濡れた材料でも工夫しながら炭化する現場の様子も見ることができ、実際の運用イメージがつかめました。

販売店として、導入のご相談やその前段の試験製炭及びその計画をサポートいたします。気になる点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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