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日本の木質バイオマスの現状——山林と都市に眠る「資源」を価値に変える

2026年3月11日

数字が語る日本のポテンシャル

日本は国土面積の約3分の2(66%)を森林が占める、世界でも有数の森林国です。特に人工林の蓄積量は過去50年で約6倍に増加しており、現在は毎年約6,000万㎥ずつ増え続けています。しかし、これほど豊かな資源がありながら、その活用は十分とは言えません。年間800万トンもの林地残材(伐採現場に残される枝葉など)が活用されずに眠っており、燃料材需要が急増する中で、いかにこれらを効率的に利用していくかが喫緊の課題となっています。

山から都市へ

可能性は山間部だけではありません。私たちの住む大都市圏にも、膨大な資源が眠っています。全国約11万箇所の都市公園や街路樹から、毎年数百万トンも安定的に発生する「剪定枝」です。これまでは堆肥化やマルチングとしての利用が主流でしたが、今後は環境負荷低減につながるエネルギー源や、バイオ炭としての新たなマテリアル利用など、活用の選択肢を広げていくことが求められています。

最大の壁は「水分」にある

山林資源にせよ、都市の剪定枝にせよ、これらを「資源としての価値」に変える上で最大の壁となるのが「水分」です 。バイオマスを安定したエネルギー源として成立させるためには、適切な水分に抑える過程が欠かせません。特に地域に根ざしたバイオマス利用を推進するためには、それぞれの地域特性や資源の形に合わせた、多様な乾燥技術の導入が不可欠といえるでしょう。

乾燥技術が「ゴミ」を「資産」に変える

乾燥によって品質を安定させることは、単なる効率化にとどまりません。それは地域での資源循環を促し、持続可能な地域社会を構築するための重要な鍵となります。捨てればゴミとなる未利用材に、乾燥技術によって新たな付加価値をつける。この小さな、しかし確実な一歩こそが、日本の林業や造園業に新たな価値をもたらすはずです。

弊社では、木質資源に付加価値を付ける乾燥技術に加え、森林・都市由来の植物発生材を活用した取組みにも携わっております。

木質バイオマスのことなら、
日比谷アメニスへご相談ください。