✿ 花壇クイズの答えは、記事の最後に掲載しています。
日比谷アメニスは、2026年5月16日に開催される港区主催のイベント「エコライフ・フェアMINATO2026」に「生物多様性みなとネットワーク」の登録企業として出展いたします。
会場では、
- パネル展示「東京都/港区でのバイオ炭についての取り組み事例」
- プランター展示「バイオ炭を土壌に混ぜたプランター」
を行います。
本コラムでは、なぜ今バイオ炭が注目されているのか。バイオ炭に期待される効果と、都市緑地における新たな可能性についてご紹介します。
バイオ炭とは何か?
バイオ炭とは、生物資源を材料とした、生物の活性化および環境の改善に効果のある炭化物のことを指します。古くから農業分野では土壌改良材として活用されてきましたが、近年では家庭園芸や都市緑地、さらには気候変動対策の有効な手段として注目されています。(バイオ炭とは | 日本バイオ炭普及会)

▲ バイオ炭
なぜ今、バイオ炭が注目されているのか
バイオ炭が注目されている背景には、「原材料」「土壌改良」「CO₂貯留」の3つの効果があります。
- 捨てていた「ゴミ」を、価値ある「資源」へ
バイオ炭の原材料には、もみ殻や野菜のくず、公園や街路樹の剪定枝といった、現状多くが廃棄されている、あるいは有効活用されていないものを利用できます。
これまで使われていなかったものを炭化して有効活用し、環境価値を生み出す、無理のない資源循環の仕組みこそが、バイオ炭の大きな魅力のひとつです。 - フカフカの土で、植物が元気に!
バイオ炭には、目に見えない小さな穴がスポンジのように無数に開いています(これを 多孔質 と呼びます)。多孔質であることで、土壌の保水性や透水性、通気性、保肥性が向上します。さらに、微生物の快適なすみかにもなり、土壌環境が改善されることで植物の生長を促進します。(地球温暖化防止への貢献 | 日本バイオ炭普及会) - 二酸化炭素をギュッと閉じ込める(CO₂貯留)
植物は生長過程で大気中のCO₂を「吸収」し、炭素として蓄えます。これらの植物をバイオ炭に加工すると、炭素が安定した形で「固定」されます。そして、バイオ炭を土壌に施用することで、この炭素を長期間にわたって地中に「貯留」できます。
大気中に出るはずだったCO₂を地中に貯留し、温暖化を防ぐ助けになります。

▲ バイオ炭による炭素吸収・固定・貯留の仕組み
日比谷アメニスがバイオ炭で取り組む「循環」のカタチ
私たち日比谷アメニスは、緑化事業の知見を活かし、剪定枝や伐採木などの未利用材をバイオ炭に変え、脱炭素社会と資源循環に貢献します。
バイオ炭の普及啓発を目的としたイベントも実施しています。
プランターに秘められた「CO₂削減」の力
「エコライフ・フェアMINATO2026」会場に展示している2つのプランターには、土壌に25%の割合でバイオ炭を混ぜ込んでいます。
ここからブースで行っていたエコ・クイズ!の答え合わせです!
【問題】会場にある2つのプランターが閉じ込めているCO₂は、公共交通機関(電車)で「東京を出発してどこまでの距離」に相当するでしょうか?
A:山梨県
B:愛知県
C:奈良県

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【クイズの答え】
正解は… 「C:奈良」 です!
【解説】
- 2つのプランターには25%の割合でバイオ炭を混合しており、その量は約17Lです。
- この17Lは約8kgのCO₂を固定しています。
- 国土交通省のデータから、電車は1km人を運ぶごとにおよそ17gのCO₂を排出すると仮定しています。
すると、東京から奈良までの距離(約460km)に相当します。
身近なプランターでも、バイオ炭の力を使えば、電車の長距離移動分のCO₂も閉じ込めることができます。公園や学校など身の回りのプランターにバイオ炭を混ぜることができたときには、街全体がCO₂の貯蔵庫に変わるかもしれませんね。
私たちにできること
- 近くへのお出かけは、電車やバスを使ってみよう!
- 植物やバイオ炭の「CO2を貯める力」に注目してみよう!
- 今日の発見をおうちの人や友達に話してみよう!
バイオ炭についてもっと知りたい
日比谷アメニスが取り扱う土壌改良用のバイオ炭やバイオ炭を製造するための炭化炉を紹介しています。

