新日本ヘリコプター株式会社様では、ヘリコプターの整備工場内での暑さ対策が大きな課題となっていました。これまで、扇風機や小型のスポットエアコンを使用されていましたが、広大な工場内に対しては効果が限定的であり、夏場の工場内の気温は、最高41℃にまで達することもありました。作業環境の改善と熱中症リスク低減のため、新しい冷房機器の導入が検討されていました。

ご提案のなかで、最も大きな評価ポイントとなったのは、「風向きを自由に変更できる点」でした 。
整備工場のように、作業場所が常に変化する現場では、風向きを細かく調整できる柔軟性が重要となります。ヒエスポは、吹き出し口の向きを個別に調整できる構造になっており、作業員が必要とするエリアへピンポイントに冷風を供給できる点が、お客様のニーズに合致しました。
実際に導入後、お客様はヒエスポの前に扇風機を補助的に設置し、冷たい風を遠くまで送り出せるように工夫されています。さらに、機体の背面にフックと棒を取り付けることで、工場内をよりスムーズに移動できるようにするなど、現場に合わせた柔軟な運用をされています。

また、今回は暑さ対策として導入いただきましたが、ヒエスポは冷房機能だけでなく暖房機能も備えています。
「これまで冬季の寒さ対策は特に行っていないため、冬場に暖房としても使用してみたい」とのコメントをいただいており、一年を通じた作業環境の改善が期待されます。